家づくり体験記

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season 10
思い描いた家の完成

  1. 内部が現れた

    2012年7月

    施工状況の確認。
    朝、車をとばして現地入り。途中鳥栖から須恵まで雨、所々土砂降りだったが、現地に着くと晴れて蒸し暑かった。

    内部の造作の建付がほぼ終わり、フローリングの保護シートが外され、戸の多くも付けられていた。エアコンもついていたが未だ運転されず。
    初めて内部の感じがわかって感激。

    ◎玄関
    扉の着色が終わり、土間の洗出しもされていた。今後更に洗い出すとのこと。
    玄関を通して向こう側が見える。小さな庭と裏のお宅の庭が望める造り。
    向こうのガラス戸を開けると風が気持ちよく抜けそう。

    ◎キッチン
    主婦お待ちかねのキッチンが入った。
    TOYOキッチンの一番安いタイプ。奥行きが広いのが特徴。トップは家人の背丈に合わせて高い。レンジフードは立ちあげた壁につけている。
    キッチンから玄関のべんがら色の壁と、和室床の間の藍色が見える。

    ◎サンルーム
    ここは黄砂対策として設計時に要望したもの。
    とにかく開放的だが、夏場は暑いかも。

    ◎洗面所
    洗面器のエリッセコッコが付けられている。コロンブスの卵のよう。
    エリッセコッコは、水切りに台所用の網が利用できる。
    奥はタイル。上の棚は鏡が付き、白く塗られる予定。

    ◎バスルーム
    タイル張り。カラリ床ではないのが少し残念だが灰色のタイル。
    浴槽はタケシタのアクサ
    窓は2箇所でどちらも開き、風通しが考えられている。

  2. ほぼ完成!!

    2012年7月

    7月最後の土曜日。天候は晴れ。蒸し暑い。
    週末3連続の施工状況確認と打合せ。といっても、ほとんど確認程度。
    打合せ終了後、フォルツァで引渡し時、引渡し後の注意事項などを聞く。

    我が家は、ほぼ完成しており、施工は最終段階に入っていた。
    工事は外構が主で、内部では電気系統、排水系統の工事中だった。

    カーテン屋さんに来てもらい、陶山さんと一緒に材料と操作位置の最終的な決定をした。また、植栽屋さんにも来てもらい見積をもらった。前回の要望に加え、指宿ハーブガーデンにある芳樟が手に入れば植えたいとお願いした。

    屋内は暑いには暑いが、日が差さず風が通るので、なんとか耐えられる程にとどまっていた。エアコンも動かせたんだけど…ネ。

    ◎外構工事の真っ最中
    玄関前と勝手口前を仕切る塀とドア、それに駐車スペースのコンクリート舗装の工事中。コンクリートは養生のため水撒きをしていた。南側の軒が比較的深いので、南から屋内への日射がほぼ防がれていることがわかる。

    ◎リビングとダイニング
    カーテン工事を残して、ほぼ完成形。リビングの南面する大きなガラス戸とダイニングの上下幅の狭い窓、それに吹抜け上部の高い位置にあるハメ殺しの窓。床はナラのフローリングでマホガニーに塗装。壁は薄いだいたい灰色。

    ◎キッチン
    照明が吊り下がって、収納も取り付けられた。収納には半透明のアクリル扉が付く予定。システムキッチンの前にカウンターを造作してもらった。

    ◎キッチン横から見る和室と玄関
    玄関とリビングの間に格子戸が設置されている。閉めてみたが、やはり良かった。この位置からは、べんがら色と藍色の両方が見える。和室は小上がりになっていて、腰掛けてぼんやりLDKを眺めると気持ちが落ち着く。

    ◎寝室
    寝室はちょっとだけアジアン風な色遣いにしてもらった。キッチン→寝室→和室→リビング→キッチン…と、ぐるっとひと回りできるようにしている。
    キッチンから家人用の西側スペースに入れ、クローゼットには鏡を貼っている。東側は私のスペースで、そのまま和室に抜けられる。なお、東西のスペースは可動式の間仕切りで“いつでも仕切る”ことができる…トホホ。

  3. 引渡しです

    2012年8月

    だが今は植民すべき時が来た。ぼくらはいまや、未だその面貌をそなえないこの新しい家に生命を付与すべき時だ。過去の本然は家を建てるにあった、が、現在のそれは建てた家に住むにある。
    ぼくらのこの家も、たぶんすこしづつ人間らしさを加えてくるに違いない。

    サン・テグジュペリ著「人間の土地」堀口大學 訳より

    文脈は全然違っているが、何かピッタリくる。

    今日は引渡し。成果品の納入と完了検査。
    8月初旬までに、施工会社の原口建設による社内検査、建築家の陶山さんによる確認検査を終え、必要な調整が行われた。

    仕上がりのチェックは契約通り、事前に原口建設の内部検査と、建築家の陶山さんによるチェックが行われているので、最後は建て主による私の検査。

    主な検査項目は「建物の仕上げ」・「内部、外部、外構の形状」・「素材や色使い」が要望・設計通りか?「排水系統・電気系統」・「設備の作動状況」は正常か?などなど。

    フォルツァから検査項目の書面が渡され、立会のもと指導を受けながらの検査だったが、私はどこを見たらいいのか重要なポイントが全くわからない。
    青木社長が細かなところをチェックしてくれ、指摘した事項を「なるほど」・「そうだなあ」と確認しながら検査は進む。

    2F寝室窓から屋根に上がったが、ガルバリウム鋼板が日に焼けて熱かった。青木社長と私、老体2人が手すりを乗り越え、勾配の付いた屋根をよちよち歩く様は少し格好が悪い。

    結果、軽微な不具合はあったけれど、数日のうちに修繕を済ませることに。

    民法上の所有者・管理責任者は、通常引渡し前は施工会社で、引き渡し後は施主、すなわち私に移るので、早速その日のうちに火災保険と家財保険の契約を済ませた(保険の代行担当の人が来てくれて、その場でスマホを使って契約完了。便利な時代になりました)。

    無事、夕方に引渡しが済み、かしわめしで有名な東筑軒の2段重ねの弁当をお渡しして解散。あとは気候が良くなってからの植栽を残すのみ。

    原口建設さん、陶山さん、いい家をつくっていただいて有難う。
    フォルツァさん、3年間いろんなサポートを有難う。

    ありきたりの言葉ですが、今後ともよろしくお願いします。

    T様邸 完成後の写真はこちらから