足立山の家
北九州市小倉北区
木の香り豊かな”凛”とした空間
敷地は足立山の西麓、神社や公園が点在する緑豊かな環境にある。
南隣地が3mほど高く、北隣地は2mほど低いため、冬場の日照を十分に確保しつつ北隣家へできるだけ影を落とさない配置計画が必要であった。
建物は木造真壁造りとし、構造を整理することで天井にも大梁を現している。
1階主室の南面は4間巾の開口部としてガラス引戸とガラスFIXを交互に入れ、階段吹抜を含む3個所の巾の狭い吹抜からも採光を得ている。
この吹抜は、寝室や子供室と障子を介してつながっており、音や灯りが漏れて家全体を一室空間とする役割も持っている。
深い軒の出やバルコニーによる日射の遮蔽と、南北の通風の確保により、夏場にエアコンのいらない空間を目指している。
- 家族構成
- 夫婦+子供2人
- 構造規模
- 木造2階建
- 用途
- 専用住宅
- 敷地面積
- 377.31㎡(114.14坪)
- 建築面積
- 93.24㎡(28.21坪)
- 延床面積
- 136.72㎡(41.36坪)
- 設計監理
陶山良雄(陶山設計工房)
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- Techni Staff