新築一戸建て

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野芥の家

福岡市早良区

奥様のご実家を建て替え、東京から移住されるご夫婦のためのお住まいです。
自然素材を活かした、機能的で長く使えるデザインがご希望でした。 
美しい山並みを眺めるため、2階に寝室を設けていますが、1階のみでも暮らしが成り立つプランになっています。

2階には読書を楽しむための階段ホールと、娘さんが泊りに来る3帖の部屋もあります。加えてトイレが必要か、迷われましたが、せっかく作った2階をできるだけ長く使えるよう、設置をお勧めしました。

今回、構造材の加工を大工さんの手刻みでお願いしました。十数年前までは当たり前であったことが、プレカット技術の進歩と低コスト化により、珍しいものとなってしまいましたが、大工さんはじめ職人さん方の持つ「わざ」を存分に発揮してもらう場を提供し、将来に伝えていくことも設計者の役割の一つだと考えています。

この現場は、工務店さんの大量の施工図による徹底した指示(設計意図の伝達)のもと、若い大工さん方が丁寧に仕上げてくれました。

家族構成
夫婦
構造規模
木造2階建
用途
専用住宅
敷地面積
179.27㎡(54.23坪)
建築面積
71.99㎡(21.78坪)
延床面積
102.49㎡(31坪)
photograph
Techni Staff

FORZAコメント

東京にお住まいになりながら、福岡市の奥様の実家を建て替えるという家づくりの計画でした。
遠方から満足ゆく家づくりができるかどうかが一番の不安要素だったそうです。
2013年の秋にフォルツァの家づくりサポートを申し込まれ、長年の生活スタイルを見直し、新しい家ではどういう暮らしをしたいかをヒアリングするところから始めました。

限られたタイミングの中で時間に無駄のないようスケジュール調整をして、建築家面談では7名もの建築家に会われて、パートナー選びをされました。
木を使った住宅の実例が多く、お話しもしやすいということで選ばれたのは、陶山設計工房の陶山さん。

設計・見積期間に7か月、施工に半年かけて完成したお住まいは、手刻み(カンナやノミを使って木材を加工していく工法)や真壁造り(柱を見せる工法)など日本の伝統工法の技術が随所に活かされており、木の風合いを存分に楽しむことが出来ます。
木を多く使った住宅は住み始めてからのメンテナンスが欠かせませんが、お引渡しの後も設計者、施工会社と良い関係を続けていただけるように気配りしながらサポートをさせていただきました。
家のお手入れや経年変化を楽しむ気持ちで、安心して暮らしていただきたいと思います。