新築一戸建て

築60年になる母屋の建て替えです。
周辺環境やご家族のイメージから、アプローチと玄関先がそのままウッドデッキや庭へとつながって、近所の人たちともバーベキューができる、オープンなつくりのプランをご提案しました。

主室は、天井高の高低と明暗の掛け合わせが時間とともに複雑に変化していくイメージで、断面や窓配置を考えました。

階段の踊場を少し広げて中二階とし、ご主人の書斎コーナーを設け、その下は外から使える物置（将来のわんちゃんスペース）としています。この書斎コーナーと寝室への階段は、LDKから木の箱のように見せたいと思いました。

深夜電力を利用する2台の蓄熱暖房機が、大きな吹抜を持つ空間を成り立たせています。以前の家では時々ムカデに遭遇することがあったそうですが、床板に桧を選んだおかげか、その心配もなくなったようです。

お仕事からの帰路、少し離れた国道から庭木越しに見える灯りが、とても暖かく感じると、ご主人がおっしゃっていました。
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