香椎PROJECT新築工事
福岡市東区
マンション特有のバルコニーによるまちなみの風景を変えたいと考えました。6階建て以上の共同住宅は建築基準法上、階段を2箇所以上設ける必要がありますが、ただし書きとして避難上有効なバルコニーを設置することで屋外避難階段ひとつとすることができます。
大抵の場合、施工床面積の縮減、敷地の有効利用がら上記のただし書きで設計することになります。
一定の階数をこえた場合、その避難上有効なバルコニーがマンション特有の形状を作り、独特の風景を作っていると思います。
今回の計画においては、避難上有効なバルコニーの位置を工夫し、マンション特有の形状からの脱却を目指すとともに玄関前に、専有使用の半屋外空間を設けることで生活の幅を広げ、セキュリティを設けることで、通常重たくなる玄関のドアをガラスの框戸とし専有部と共用部をゆるやかにつなげました。
- 構造規模
- 鉄筋コンクリート造 地上10階
- 用途
- 共同住宅
- 敷地面積
- 344.00㎡
- 建築面積
- 231.87㎡
- 延床面積
- 1455.98㎡
- 企画・コーディネート
- FORZA
- photograph
- Techni Staff